学んだ電気の知識を生かして
鉄道インフラを電気のプロとして支えたい。
私は神奈川県で生まれ、小学校に入る前に岩手県に転居し、地元の工業高校の電気科を卒業しました。就職にあたっては、身につけた電気の技術を生かした仕事がしたいと考えていたところ、京急の鉄道現業職に興味を持ちました。幼い頃、私はよく京急を利用して出かけていた思い出があり、個人的にとても親しみのある鉄道会社だったからです。その一員となって、人々の生活の基盤となる鉄道インフラを電気のプロとして支えていきたいと志望しました。そして入社後に配属されたのは変電区。当社は沿線に20か所以上の変電所等があり、電力会社から送られてくる特別高圧の電気を、電車用と信号用、あるいは電灯用にそれぞれ変換して供給しています。この変電所の設備を維持管理することが、変電区の主な役割です。
一つのミスが電車を止めかねない。
重大な作業を担う責任と誇り。
変電所は、鉄道を動かすための心臓のようなもので、絶対にダウンしないように絶えず点検してメンテナンスしなければなりません。エリアごとに班を組んで定期的に作業を行っており、新人の頃は班長のもとで手順を教わりながら作業を実施し、当社の変電設備の全体像を徐々に理解していきました。変電設備を扱うこの仕事は、一つの操作ミスが電車を止めたり、他の作業者を感電させる危険もあります。また、深夜帯に変電設備を止めて点検することもあり、時間内に終わらなければ翌朝の始発列車を走らせることができず、お客さまに大きなご迷惑をおかけしてしまう。いつも緊張感があり、責任も大きいのですが、「私たちが鉄道の運行を支えている」という誇りをもって仕事に取り組んでいます。
作業の責任者も任され、大きな自信に。
さらに技術力を磨いて班長を目指す。
キャリアを重ねるにつれて後輩も増え、指導する機会も増えてきました。後輩からの質問にきちんと答えて、先輩から「成長したね」と褒められた時には自分の成長を感じます。そして5年目に入った頃から、点検作業の責任者も務めるようになりました。作業に携わる全員がスケジュール通りに安全に実施できるよう、十分な準備をして現場を監督することが私の役割。無事に作業が終わった時はいつも大きな達成感があり、責任者をきちんと務められるようになって技術者としても自信がついてきました。これからは、まだまだ自分に足りない技術力、例えば突発的なトラブルが起こってもすぐに原因を解明して対応できる力などを高めて、将来的には班長になって変電区を支えていきたいと考えています。