建築で公共に貢献する。
その答えとして、地元の鉄道会社を選択。
専門学校での4年間で学んだ建築の知識を生かして、「公共分野の建築に携わりたい」との思いから自治体や公共交通機関を志望しました。同級生の9割がゼネコンやハウスメーカーを志望するなかでは、少し珍しい選択だったかもしれません。数あるなかで当社を選んだのは、地元・横須賀を走る路線として、私にとって最も身近な存在だったからです。最終的な決め手になったのは、建築区の先輩社員から聞いた、「私たちの仕事の本質は、現場で手を動かすのではなく、工事全体をマネジメントすること」という言葉でした。計画立案から図面作成、工事管理まで一貫して携われる環境に魅力を感じ、「まさに自分が求めていた仕事だ」と確信し、入社を決めました。
鉄道施設に関わる多種多様な工事を通して、
自分の描いたものが形になる面白さを実感。
建築区のミッションは、全72駅におよぶ鉄道施設の新設・改良、そして修繕・維持管理です。その対象は、駅舎や天井・外壁といった構造物から、エレベーター・エスカレーターなどの昇降機、空調機、給湯器まで多岐にわたります。日々の施設・設備の不具合対応に加え、全体計画に基づいた改良工事や新設工事も並行して進行。一つの案件は基本的に一人で担当し、予算案作成から図面作成、業者への発注、工事完了まで一貫して責任を持ちます。私が現在任されているのは15件ほど。多種多様な工事を同時並行で進める難しさはありますが、その一方、自分で立てた計画が目に見える形となって現れるプロセスに面白さを感じています。
お客さまと駅係員の双方にとって、
より快適で便利な鉄道施設を提供していきたい。
最も印象に残っているのは、配属直後に経験した、羽田空港第1・第2ターミナル駅での漏水対応です。現場は通行量の多い階段付近で、一刻も早い復旧が求められる状況でした。初めての緊急対応で思うように動けない私をよそに、先輩方は迅速に状況を判断し、鮮やかに対応していました。その姿に感銘を受け、「自分も早くこうなりたい」と心に誓ったことを覚えています。その後、実践を通じて知識・スキルを磨き、現在は10駅分の給湯器の交換工事や5駅分の外壁塗装塗り替え工事など、より規模の大きな案件も担当しています。今後も駅を利用するお客さま、そして駅で働く社員が快適に過ごせる空間づくりを念頭に、一つひとつの工事に真摯に向き合っていきたいです。