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People & Works

1INTERVIEW事務系

“まちづくり”דモビリティ”で
地域を豊かにする
プラットフォームを。

N.K
新しい価値共創室 エリアマネジメント推進担当 
2022年入社/社会学部卒

※掲載内容は、インタビュー当時のものです。

大学では交通システムを基盤としたまちづくりを学ぶ。人の移動を通じたまちづくりに寄与するエリアマネジメントに興味をもち、鉄道業界を志望。なかでも京急は、人の移動やまちづくりに関する多角的な事業を展開するだけでなく、自治体や地域の事業者、教育機関など、自社グループの垣根を越えて沿線地域とともにまちづくりを推進し、多様な地域課題の解決や価値提供ができると感じて入社を決意。

01

入社1年目から、大田区との
公民連携によるまちづくりをリード。

地域の住民や事業者が主体となり、地域の価値向上の取り組みを行う「エリアマネジメント」を担いたく京急に入社しましたが、いきなり大きなチャンスが訪れました。1年目の12月、京急は大田区と「公民連携によるまちづくりの推進に関する基本協定」を締結し、京急側の担当者を務めることに。双方の強みを生かしながら、大田区内でまちづくりに向けた実証や新たな事業の推進、シェアモビリティの整備、コミュニティの形成などを図ることが私に課せられた使命でした。
以降、区の担当者の方々と議論を重ね、さまざまな施策を企画しては実行に移してきました。例えば、現在、平和島駅周辺で予定されている再開発において、ソフト面でもどのようなまちを地域とともにつくるべきなのか、住民や事業者の意見を集めて公民連携のエリアマネジメントを先行しようと企画。区と連携して平和島駅前に地域交流拠点を設け、まちづくりの実証の場として、住民主体の自然発生的なまちのにぎわい創出や産学連携企画の実施、交通結節点としてのシェアモビリティの有用性を確認しています。また、デジタルアンケート手法を活用した新たなまちづくりの施策検討のかたちを導入し、地域住民の方々の声を吸い上げ、まちに必要な機能や課題の把握、まちづくり人材の発掘を行っています。

02

地域に暮らす方々の生の声に触れて、
思いをまちづくりに反映していく。

気持ちが盛り上がるのは、地域の住民や事業者の方々の生の声に触れた時。私自身も新たな発見があり、まちづくりへの思いがいっそう掻き立てられます。平和島駅前の地域交流拠点に足を運ぶと、周囲に公園が多く、子育てに良好な環境だという声をよく聞きます。こうした声をもとに「子育て」をまちづくりのコンセプトに組み入れようと検討。現在では、移動式子ども食堂の実証実験や駅への個室授乳室の設置など、大田区だけでなく沿線全体の子育て施策も担うようになりました。
また、大田区でのエリアマネジメントを通じて、平和島駅から大田区臨海部エリアへの移動手段の整備の必要性が高いといった地域課題も判明しました。まちに賑わいを生むには、人が容易に移動できるモビリティの整備が重要です。そこで、社内の他部署や大田区と連携し、駅を中心にシェアサイクルやシェアEVスクーターのポートを設けるなど、大田区内の二次交通の整備にも着手しています。二次交通の整備は沿線全体で加速させていく考えです。
こうして、自治体も巻き込みながら仕掛けることで、新たな人の流れを生み出し、地域の表情が変わっていく。今後もエリアマネジメントを通じて、まちにどんな成果がもたらされるのか楽しみです。

03

地域に根づいた路線を持つ京急だからこそ
果たせるエリアマネジメントがある。

京急のまちづくりの最大の特徴は、地域と深く関わっていろいろな人と連携しながらまちづくりができること。エリアマネジメントの主役は住民や地元事業者の方々であり、沿線地域に利益をもたらすローカルプラットフォーマーとなることが我々の目指す姿です。そもそも京急本線は旧東海道沿いに敷かれた路線であり、昔から暮らす方も多く、地域ごとに文化が築かれています。だからこそ、住民や地域事業者の思いをしっかりと汲み取らなければ、持続可能で魅力的なまちは地域と共創できないと感じています。
まだ入社間もない私が、大きな裁量を持って重要なプロジェクトに関われるのも、少数精鋭の京急ならでは。現在、私は大田区に加えて、三浦半島のエリアマネジメントにも携わっています。ここでは、自治体や地域の事業者と連携して地域の脱炭素を推進するなど、新たなテーマにも取り組んでいます。こうして得た知見を沿線全体に展開し、鉄道事業や不動産事業との連携も深め、京急だからこそ社会に提供できる価値を追求していきたいと考えています。