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2INTERVIEW技術系特集

羽田空港に関わる
国家的プロジェクトに参加。
鉄道の輸送力強化と
利便性向上に、知恵を絞る。

N.K
(土木コース)
鉄道本部 建設部 2016年入社/
都市イノベーション学府 都市地域社会専攻修了

※掲載内容は、インタビュー当時のものです。

急増する羽田空港の利用客に
対応するため
地下の駅施設の
大規模な改良に挑む。

東京の空の玄関口であり、京急にとっても重要な拠点である「羽田」。羽田空港の国際線増便により今後も利用の増加が見込まれるため、駅施設の改良は長期的な視点で取り組んでいる事業です。国土交通省の主導で空港アクセスを向上させるプロジェクトが進められており、京急も参画しています。
これから京急が取り組むのは、空港線の終点である羽田空港第1・第2ターミナル駅の大規模な改良。地下3階にあるホームの先にさらにトンネルを掘って線路を延伸し、引上線(一時的に車両を留置させる線路)を建設。これにより折り返し運転の効率が上がり、羽田空港発着列車の増発などによる都心方面へのアクセス利便性が向上します。さらに引上線新設に併せて駅部も改良し、お客さまの動線をわかりやすくして利便性を高めます。
私は入社後、線路の保守管理や高架橋の耐震補強工事などに携わった後、4年目からこのプロジェクトに参加。現在、上司と先輩二人の4人のチームで改良の計画立案にあたっています。地下での工事となるため制約が多いのですが、さまざまな条件をクリアしながら最適な施設を考えるのが面白い。業務を通じて知識やスキルがどんどん磨かれ、自分の成長を感じています。

国と折衝しながら
計画を進めていく。
駅の新たな「顔」を
この手でつくるやりがい。

プロジェクトは着々と進行し、現在、羽田空港第1・第2ターミナル駅の改良にあたってどのような設計にするべきか、構想を練っているところです。そして空港を所有する国土交通省と協議し、合意を得ていく。例えば駅構内の通路の幅ひとつとっても、データで根拠を示して承認していただかなければなりません。会議の場に自ら参加し、考えたシナリオで国土交通省の方々を説得する機会も一度や二度ではありません。なかなか大変ですが、駅舎は多くのお客さまの目に触れ、駅の「顔」となる施設。それをこの手でつくり上げることに、とてもやりがいを感じています。
この羽田空港のプロジェクト以外にも、品川駅周辺の開発や、大師線の連続立体交差などのプロジェクトが進められており、今後はそこに携われるチャンスもあります。大きなことを成し遂げたい私にとっては本当に夢がある環境で、できればすべて経験してみたい。これからさらにキャリアを積み、多くの関係者を巻き込んでこうしたプロジェクトを自らリードできるような人財になり、お客さまにとって価値のある鉄道施設をつくり出して会社に貢献したいと思っています。

学生時代に学んだこと

学生時代は土木工学を専攻し、大学院では都市基盤となる道路交通のあり方について研究しました。就職にあたっては、学生時代の専攻を生かして、地域に密着した質の良いインフラをつくることで住民の方々に貢献したいという思いから、発注者として開発ができる鉄道会社を志望。なかでも大学が沿線にあり、普段からよく利用していて思い入れがあったこと、そしてこれから大規模な開発プロジェクトが数々控えていると聞き、地域に対して大きな影響を与える仕事が担えそうだと感じたことから京急への入社を決めました。学生時代の研究を通して身につけた、公共的な観点から住民の幸福につながるサービスを考えるという姿勢は、入社後も私のベースになっています。