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1INTERVIEW技術系特集

品川をさらに発展させる
鉄道インフラを、
ゼロから自分の理想通りに
つくり上げる。

S.T
(土木コース)
鉄道本部 建設部 
2015年入社/工学部 建築・社会環境工学科卒

※掲載内容は、インタビュー当時のものです。

入社3年目から、
品川駅周辺連続立体交差事業の
都市計画の事業認可と
調整に関わる。

私はいま、京急でも過去に例のない大規模なプロジェクトに参加しています。それは1,200億円以上もの巨費を投じる品川駅周辺の連立事業。現在高架上にある品川駅のホームを地平に下ろして駅全体の利便性を高め、さらに駅の南方にある3か所の踏切を立体交差で除却し新馬場駅まで一気に高架化。この事業によって品川駅は大きく変貌し、周辺一帯の価値もいっそう高まります。
入社3年目の終わりにこのプロジェクトを推進する部署に異動し、事業にあたって国の認可を得るところから携わりました。この事業によってもたらされるメリットを行政に対してデータで示し、京急が実現したいことも訴えて計画を通していく。そのための調査や分析をチームの先輩方とともに行い、さまざまな関係者との議論の場にも参加しました。重大なプロジェクトを担うプレッシャーを感じつつも、若いうちから貴重なキャリアを積めることにやりがいを感じて奮闘。そして2020年の4月に事業認可を取得し、プロジェクトは本格的に立ち上がっています。

このプロジェクトで得た
経験をもとに、
京急の土木資産の維持管理にも
取り組みたい。

土木技術者にとって、京急は本当にいろいろな経験ができる場です。私もこのプロジェクトに参加するまで、駅舎の改築や高架橋の耐震工事、さらには線路の維持管理などをさまざま担当しました。そこで鉄道土木を理解したうえで、大規模な開発に関わる機会が与えられたのです。現在、路線の高架化に伴う構造物の設計に取り組んでいますが、こうしてゼロから自分の思うように巨大なモノをつくり上げていくチャンスなんて、そう手に入るものではない。しかもそれが地域を発展させるインフラとなるわけですから、土木技術者としてこれほど名誉なことはありません。
この事業を経験した後は、これまで京急が築き上げた構造物の価値を保つ維持管理を手がけたいと考えています。これは入社時から私が興味を持っているテーマ。京急沿線の地理は非常にバラエティに富んでいて、地下駅や橋梁、トンネルなどのさまざまな構造物があり、それらすべてに関わることができます。路線の全長は87.0kmとそれほど長くはありませんが、だからこそ沿線全体を把握し、地域をイメージしながら業務に取り組めるのも当社の魅力です。こうして土木面から京急の事業を支え、ゆくゆくは経営視点も身につけ、将来また新たなインフラをつくる際に最適な企画ができる技術者になりたいと思っています。

学生時代に学んだこと

私が学生時代に専攻していたのは土木工学。そこで研究室の教授の「これからの成熟した社会では、既存の構造物をどう保守するかが重要になる」という言葉に影響を受け、構造物の新設よりも「維持管理」に興味を持つようになりました。卒業研究のテーマも構造物の維持管理に必要な「非破壊検査」を選び、耐震補強した柱を強制加振し、応答波を見て実際の健全度を把握する研究に取り組みました。就職にあたっても維持管理業務を担える企業を探していたところ、自前の構造物を持ち、それを長年にわたって保守していく鉄道会社なら、まさに私が望む仕事ができると志望。なかでも、沿線上に多様な土木構造物を抱える京急に大きな魅力を感じて入社しました。